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凛子とタカトーコーポ御曹司の結婚は絶対にダメですよね。

最初からこの出だしなので、もううまくいかないのは眼に見えて分かりましたが、それでも『私なんて』とか『〇〇さんのためなら』という自分を持たない人なら結婚してしまうんでしょうか。

まず漫画の最初に出てきた寿退社した時にもらった花束を『花粉が飛ぶ』『ゴミ箱に捨てろ』となんの罪悪感もなくいう冷たさにゾッとしました。

結婚前契約もこれは作るのには別に異論はありませんが、どうして片方しか内容を把握していないの？凛子本当にそれでいいの？結婚で自分を捧げるというのと今回の結婚とは全く意味が違うのに早く目を覚まして！という気持ちでいっぱいになりました。

幸いいい弁護士事務所に相談にいったことが凛子を救ってくれそうなので、今後の展開も期待をしたいとおもいます。

（30代・女性）

安藤優里香という若い弁護士に注目をしています。

家賃も払えないぐらいに事務所の経済状態が悪いのに、凛子を救うためなら『無償でもいいから』とお金儲けは二の次なところがとっても人格者だと思いました。

私も個人で事務所をしていますが、スタッフにお金を払えない、家賃が払えないってなった時に、安藤優里香みたいになれない気がします。

ただ、それぐらい凛子の不幸が彼女には見えていたんだろうと思います。

法律のプロだからこの婚前契約書を作ってしまったら、どんな不利なことになるのかよくよく分かっていたしそういう人も見てきたのだろうと思います。

凛子はおっとりしすぎて世間知らずでうまいこと典弘に利用されていそうなので、しっかり安藤優里香が彼女の人生を見張ってほしいと思います。

（30代・女性）

凛子ちゃんが、結婚する前に彼の本性に気付けて本当に良かったです。

読み始めは単なる、御曹司とそれに見初められて浮かれた常識しらずの女の子の話かと思っていましたが、
凛子ちゃんの心の葛藤が分かりやすく描かれていてよかったです。

凛子ちゃんの「親のため」「みんなが喜んでくれるから」など自分の気持ちより、他人の気持ちや評価を第一に考えるのがかつての自分に重なり、少し苦しかったです。

母親の「なんの取柄もないお前が…」という言葉に、凛子ちゃんが育ってきた環境がよく表れています。

結局、自分に自信のない凛子ちゃんは今までそうして来たように御曹司を選ぶんだろうと思いましたが、
ちゃんと自分の気持ちに気付き自分自身を大切にして、御曹司との結婚を辞めてくれてよかったです。

ホッとしました。

御曹司との経験は辛いものかもしれませんが、自分を大切にすることが出来て良かったと思います。

スッキリした読後感でした。

（40代・女性）

やはり注目のキャラクターは凛子ちゃんです。

母親に「なんの取柄もないお前が」と言われて育った凛子ちゃん。

それでも、親が喜ぶなら…周りの人に祝福されるならと。

モヤモヤしたものを抱えつつも、御曹司との結婚を自分に納得させようとする凛子ちゃん。

もう切なすぎます。

自分を大切に思えないから、周りに大切に思われることでしか自分に価値を見出せない。

かつての自分もそうだったので、読んでて辛かったです。

また、周りの評価やステイタスに流されて、自分の気持ちに反して、御曹司と結婚してしまうのかとヤキモキしました。

だけど、最後には自分の気持ちに正直になり、自分を大切にすることに気付いて、御曹司との結婚を辞めたことに凛子ちゃんの心の成長を感じました。

（40代・女性）

凛子みたいに自分にはとりえもない、親の幸せな顔を見るために結婚するっていうのは、世間的にはありそうな気がしました。

親としては御曹司と結婚してくれたらうれしいと思いますが、婚約者の本性を親が知ったら結婚に賛成はしないんじゃないの？と思いました。

凛子もそういう相手を選んでしまったというのは、今までの育った環境がそうさせてしまったことはよくよく伝わってきたので、凛子をせめきれない部分は多く切ない感じもしましたが、それでも手遅れにならずにすんでよかったと思います。

「お前みたいなやつ」と凛子を自分のためならなんだってすると過信してきた典弘も、これで人生を考え直すべきです。

そんな人がトップにいる会社なんていずれ社員から見放されますし、結婚していてもいいことは無かったでしょう。

（30代・女性）

漫画『婚前弁護士』の登場人物で気になったのは、凛子です。

彼女はいつも自分には何の取柄もない、親の喜ぶ結婚をしなければという半ば脅迫めいた観念から結婚相手を決めたようでした。

結婚って人の幸せのため、人の何か欲求を満たすためにするものじゃないですよね。

『あなたは幸せなんですか？』って弁護士事務所のスタッフに聞かれて答えられなかったそれが全てです。

でも、凛子はそのことに気が付いて思いとどまりました。

不幸になりゆく人を水際で止めてくれた弁護士事務所アッパレです。

この弁護士事務所に相談にいっていなかったら、凛子は益々家の中に閉じ込められて外部との接触も閉ざされてしまっていたでしょう。

いわば洗脳ですが、あるしゅ社会的暴力を訴えたこの漫画は素敵だと思いました。

（30代・女性）